佐藤彦五郎旧宅



JR日野駅より、徒歩15分程度。
もしくは多摩都市モノレール甲州街道駅より、徒歩15分強。
甲州街道沿いに面しています。
日野宿名主の佐藤彦五郎邸跡です。
佐藤彦五郎は土方歳三の義兄にあたり、土方はここに頻繁に出入りしていました。
天然理心流3代目近藤周助に入門した彦五郎が、邸内に道場を設けたため、
周助の養子となっていた近藤勇もしばしば足を運ぶようになり、
新選組の基盤ともなる近藤と土方が出会いました。
また、新選組隊士の一人、大石鍬次郎は、入隊前には大工として
この屋敷の建築に携わっており、その縁あって入隊したと言われています。
邸宅入口付近には、当時建築に携わった大工の名が記されており、
そこに鍬次郎の名前も記されています(右側1番下の写真)。
現在は老朽化により改築された長屋門も、当時のものは手邸内入口付近に展示されています。
また、明治には土方の命により市川鉄之助が蝦夷から訪れ、滞在していました(右側上から5枚目の部屋)。
建物には当時の建築の技巧の高さが窺われるものが残されております。
(2010年1月23日UP)
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